2011年03月29日
知らなかった近江牛

まず近江牛と呼べるのは和牛の黒毛和種のみで、「滋賀県内で最も長く飼育された物」に限られるそうです。
今回取材にご協力頂いた岡喜牧場の岡山さんによると、和牛にも種類があり、黒毛和種・褐毛和種・日本短角種・無角和種の4種がいて、現在滋賀で飼育されている約1万頭の和牛のほとんどが黒毛和種が占めているとのことです。
近江牛を紐解けば…
近江牛は江戸時代には大名の間で食べられるぐらいで、まだ一般庶民には広まっていませんでした。明治時代に入り、東京で牛鍋屋が開業され近江商人が生きたままの牛を、15~16日かけて陸路で近江(滋賀)から東京まで運び取引をしていたようです。
陸路では一度に運搬できる頭数も限られるため、船を使用し海運経路で東京に出荷へとかわりました。
さらに東海道本線開通により、ついに鉄道での運搬へと切り替わりました。
こうした生産態勢輸送経路を整備し、近江牛の美味しさを広めた功績を担ったのが、竜王町山之上出身者だったそうです。
現在では近江牛は滋賀食肉センターと東京都立芝浦と場でと蓄され、格付けされた後にセリにかけられます。
格付けは「A5」などよく耳にするランク付けの事ですが、細かくは「歩留まり等級」ABCと「肉質等級」5~1に分類されます。歩留まり等級は牛から取れる枝肉の割合が多きいほど等級が高くなるそうです。肉質等級は霜降りや肉の色沢等の状態を判断し等級を判断するようです。
いわゆる「A5」は最高ランクの肉




Posted by BBCチームおいしがうれしが at 16:13│Comments(0)
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